カーペットの製法

2008年10月16日

緞通
もっとも古い手織り製法で、経糸に一本一本パイルを手で絡ませて結び、カットしながら織っていきます。単位面積あたりのパイル数が多い程手間がかかり、品質も優れています。
美しい図柄と色彩が特長で、製造技術に熟練を要し量産できないこと、耐久性が大変優れており、また色柄が繊細で現在では美術工芸品的な意味合いをもつカーペットです。

ウィルトン織
18世紀にイギリス・ウィルトンの町で織られたものです。2色から5色のパイルを使用、無地、柄物共にパイル長を自由に変えることが可能で幅広いデザインに対応します。
またホテルのロビーなどに使われるなど、装飾性・耐久性にすぐれており他の敷物に比べ、少量の特注にも対応できます。上下2枚を同時に織る、ダブルフェイスウィルトンもあります。

アキスミンスター
アメリカ、イギリスで開発され、機械化された多色使いのものです。
パイルの形状はカットパイルのみで使用できる糸が豊富で、使用色は8色、12色と華やかな柄物がつくれます。近年では、コンピューターを導入した新しい製法が日本で開発され、今まで不可能であった複雑な柄だしやロングリピート柄展開が、すべてコンピューターで処理でき、製法面での大きな変化を遂げました。

平織り
いわゆる綴れ織のことで、太い撚糸の羊毛や絹、綿を緯糸の柄に沿って織り上げたものです。
また中近東や東ヨーロッパ、中央アジアなど世界各地で織られているキリムといわれる織物は、敷物もそうです。最古のものはエジプトの王墓から発掘され古い製法の敷物です。

タフテッド
生活の中で使用されるほとんどがタフテッドカーペットと呼ばれるもので、タフト機に仕掛けられた基布の上から、パイル糸を通した針を刺し込んで作られます。
カットパイルやループパイルなど、パイルの形状が様々で、使用されるタフト機によって形状が決まります。テクスチャー豊かな織物がつくれます。
裏加工は、ジュート基布や不織布などがあり、用途に応じて使い分けがされます。

フックドラグ
タフテッドと同じ仕上がりで基布に裏から差し込まれたパイル糸を合成ゴムなど、ゴム粒子などの液状物(ラテックス)と裏基布で固着します。
プリントや手書きの地模様が描かれた基布に、電動フックガンを使用してパイル糸を刺し込んでつくります。パイル長や素材、色柄が自由に選べ、マット、ラグから高級品まで生産します。

ニードルパンチ
ニードルパンチは製法の中で最も新しく1960年代以後に普及されました。
繊維を平たく伸ばしたものを重ねてゆきとげのあるニードルで突き刺してフエルト状に絡み合わせ裏面にラテックスコーティングしたものです。
糸がほつれずカットが自由にでき、価格も安価で施工も簡単です。


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